★第3〜15話
※日本地上波放送順に紹介してゆきます(DVD収録エピソードは割愛)

★ある夜コソ泥が見てしまったものは…
(Backtrack)
日本地上波放送第3話/本国第3シーズン第2話

<あらすじ>
 ゲリラのアジトを張り込むCI☆5。突入したドイルとボーディは、ゲリラの死体と大量の武器、そして麻薬を発見する。その夜、高級マンションを狙う空き巣のサミーが、警察に助けを求めてきた。翌日、アラブ系の住人が射殺死体で見つかり、コーレイが現場へ急行。そこへ、サミーを捕らえた管轄の警部からコーレイに電話が入る。警部は、サミーが忍び込んだ部屋で恐るべき秘密を発見し、命を狙われているという。待ち合わせの場所に警部とサミーが到着するが、コーレイの目の前で、二人とも謎の狙撃者に射殺されてしまう。手掛かりを失ったCI☆5だったが、コーレイは奇策を講じる。それは、サミーが忍び込んだマンションに、ドイルとボーディを同じ手口で潜入させることだった。二人はサミーのパートナーであるマージィに、盗みのテクニックを教わるが…。

<ひとくちポイント>
 裏世界で羽振りをきかせる女傑マージィに気に入られてたじろぐドイルと、マージィにイモ扱いされて形無しのドイルの対比は、CI☆5には珍しいお笑いパート。事実を知るサミーも警部も射殺されるのが意外で、アメリカドラマの脚本家なら、ここから筆が進まないでしょう(笑)。もちろんCI☆5はここからが腕の見せ所。手掛かりを引きずり出して、黒幕を一網打尽にします。
 

★「愛される警官」ばかりじゃないぜ
(In The Public Interest)
日本地上波放送第5話/本国第2シーズン第5話

<あらすじ>
 ある町で、謎の自警団がゲイ青年同盟の支部を襲い、事務の男ペリンに町から出るよう脅す。ペリンはCI☆5のコーレイに直訴、コーレイは内務大臣に探りを入れる。町ではグリーンが所長に就任した後、検挙率が異常に上がっていたため、コーレイはボーディとドイルに町での調査を命じる。やがて警察の横暴を目の当たりにした二人は自警団の正体が地元警官ではないかと睨み、ゲイ青年同盟のメンバーと称して自警団をおびき寄せる。一方、コーレイは自ら警察署を訪問しグリーンに接近する。ドイルとボーディは自警団の正体を暴くことに成功するが、逆に町の警官すべてに追われる立場になり、計算外の窮地に陥ってしまう。

<ひとくちポイント>
 ゲイ青年同盟の事務員に、ニール・ジョーダン作品の常連スティーヴン・レイが扮しています。CI☆5の事件としては珍しく、地方警察署の内務調査的な捜査が題材になっています。クライマックスにドイルとボーディが、町中の警察官から追い詰められて逃げ場をなくしてゆくさまは、なかなかサスペンスフルな見せ場です。

 
★裏切り者は秘かに闇の彼方に葬れ!!
(Rogue)
日本地上波放送第8話/本国第2シーズン第6話

<あらすじ>
 早朝の駅に寝台急行が到着した。人目を避けるように降りてきた男は、タクシーを見つけて近寄るが、タクシーの窓から浴びせられたのは銃弾だった。殺された男はバラード。左翼の資金源、カルバートソンの麻薬密輸等の悪事を暴くための証人だった。コーレイはもう一人の証人、バラードの友人ボルトを拘引するようボーディとドイルに命じた。訓練帰りで乗り合わせていたCI☆5の教官バリーと共にボルト拘引に向かった二人だったが、二人を表に回らせ、非常階段からボルトの部屋に侵入したバリーが、二人が来る前に正当防衛に見せかけてボルトを始末してしまう。バリーは、バラードがロンドンへ来る事を知っていた数少ない人間でもあった。状況からバリーの裏切りを知ったコーレイは、古くからの戦友でもあるバリーを捕らえる為に、単身彼の部屋を訪れた。

<ひとくちポイント>
 ボーディとドイルでさえ最後まで軽くあしらわれていたCI☆5のベテラン、バリー。彼の部屋の武器の仕込みは見事です。額の裏の銃あたりはともかく、玄関脇のテーブルの下の銃や洗面台の下のナイフ等々、ボーディも驚く武器庫ぶりでありました。バリーの恋人マギー役のパメラ・スティーヴンソン、他にも「原子爆弾は真夜中にセットされた」や「騙すのはキツネとタヌキとどっちが上だ」にに出演の金髪美女はイギリスでは有名なコメディエンヌでした。「スーパーマン III/電子の要塞」にも、不良スーパーマンを誘惑したゴージャズ美女、ローレライ役で出演。
 
 
★マフィアからの贈り物は花束の爆弾
(Man Without A Past)
日本地上波放送第9話/本国放送第2シーズン第4話

<あらすじ>
  レストランでガールフレンドと食事を楽しむボーディ。だがボーディが席を外した時、テーブル宛に届けられてきた花束が爆発。ボーディは無事だったが、ガールフレンドが重症を負う。爆弾テロを疑いCI☆5が捜査に乗り出すが、爆弾の狙いがボーディだった可能性もあるため、彼は捜査から外される。しかし、ボーディのテーブルは直前に予約がキャンセルされていた。それを知ったボーディは、キャンセルした客・フォーレストを突き止め、単独で捜査を始める。一方ドイルは、ウエイターの証言から花束を持ってきた男アーサーを割り出した。だが、追い詰めたところで、逆にアーサーの仲間ピーターによって捕らわれてしまう。その頃ボーディは、彼がフォーレストに接触してから現れるようになった不審者を捕らえるが、その正体はFBI。そしてそのFBIから、驚くべき真実が明かされた。

<ひとくちポイント>
 「目撃者 俺たちは見たくて見たんじゃない」での狂犬トミーを演じたジョン・キャッスルが、まったくイメージの違う弱気というか詰めの甘い殺し屋ピーターを演じてます。マフィアに殺し屋、FBIが入り乱れての展開ですが、最後のどんでん返しはCI☆5の勝ちでありました。

 
★革命家と殺人者の美学の違いは何だ!!
(Fugitive)
日本地上波放送第10話/本国放送第4シーズン第3話

<あらすじ>
 ホテルの一室でひげを剃る男。そこへルームサービスがやってくる。メイドの姿を確認してドアを開けた男だったが、ルームサービスの後から男達が乱入。部屋の主を窓から放り出してしまう。男はCIAの幹部職員。投身自殺というには不自然な状況に、CI☆5が動き出す。コーレイが目をつけたのは隣の部屋のドイツ人。テロリスト、ウェルナーと容貌が一致したのだ。そこでコーレイは、偽名を使いロンドンに潜入していたウェルナーの仲間・クリスチーナを拘束しようとする。だがその矢先、一味がクリスチーナに接触。組織を抜けたがっていたクリスチーナは逃亡を図る。クリスチーナを捕らえ、仲間のクラウスを射殺、さらにテロリストの武器も押収したCI☆5は、武器調達に動き出した一味に、武器ブローカーになりすましたボーディを潜入させる。追ってきたドイルを撃ち、ドサクサ紛れに潜入に成功したように見えたボーディだったが…。

<ひとくちポイント>
 珍しくボーディが敵に捕らえられるエピソード。そのボーディを救うため、テロリストとの人質交換では相手の要求を呑まざるを得ないコーレイ部長ですが、そこで指をくわえて逃亡を見逃すほど甘くはない。背負わされた爆弾の爆発に仲間を巻き込むまいとするボーディと、そのボーディを助けようとするドイル。最後の最後まで目が話せないエピソードです。
 
★恋におちた女優のもう一つの顔
(Fall Girl)
日本地上波放送第12話/本国第2シーズン第10話

<あらすじ>
  週末に連休が取れ喜ぶドイルとボーディを乗せた車が、交差点で出会い頭に車とぶつかりそうになる。事故は未遂だったが、相手の車のリアシートの人影を見たボーディの表情が変わった。リアシートに乗っていたのは東ドイツの女優、マリカ・シューマン。ボーディのかつての恋人だった。一方的に振られた事で未練が残っていたボーディは、今は人妻となったマリカと密かに連絡を取り、マリカも応じる。だが、マリカの夫シューマンは、東ドイツのスパイとして情報部からマークされていた。その妻に接触したボーディも当然情報部の監視下に置かれる。しかし、それは表向きで、ボーディを犯人に仕立て上げる東ドイツ外交官の暗殺計画を、裏で情報部が進めていた。それを知らずにマリカとの逢瀬を楽しむボーディだったが…。

<ひとくちポイント>
 すでにピンと来なくなってる、東西スパイ合戦エピソード。そのスケープゴートに選ばれてしまったボーディを消そうとする情報部と、守ろうとするCI☆5。狐と狸のだましあいの末、チェックメイト寸前の状況をひっくり返したのはCI☆5でしたが、ボーディファンにとっては特に後味の悪いエピソードでした。
★殺しのターゲットは敵に情報をもたらす奴
(Stopover)
日本地上波放送第13話/本国第3シーズン第3話

<あらすじ>
 貨物船に潜んで密入国しようとした男を、沿岸警備隊が発見。男はガスボンベを抱えて自殺をほのめかし、コーレイを呼べと言う。彼は元CI☆5香港支局員のメレディスだった。彼は長い間カンボジアで捕虜となっていたが、東側のスパイ、ラドークをコーレイに引き合わせるため、脱走してきたという。だが、凄腕の殺し屋コダイが彼を狙撃し、メレディスが負傷する。ドイルとボーディはメレディスを保護しつつ、コダイを追うが、常に敵に先手を打たれる。内通者は意外な人物だった。

<ひとくちポイント>
 ボーディも一泡吹かされる殺し屋コダイを演じるのは、マイケル・ゴサード。「007/ユア・アイズ・オンリー」では一言も喋らない殺し屋を演じていましたが、CI☆5では不敵な表情で喋りまくり。“鉄の男”コーレイが、敵の情報を吐かせるために、捕らえた手下に行う、手荒な尋問もみどころ。「故郷にいる家族の安全は保証せんぞ」とは、悪人以上に非道…?
★花一輪、情報を売ったのはどっちの女だ
(A Hiding to Nothing)
日本地上波放送第15話/本国第3シーズン第6話

<あらすじ>
 SPが敷く厳重な警備体制の中へVIPを乗せた車が滑り込んで来た。そこへひとりの女性が現れる。不審に思ったSPが声をかけると女は逃走。銃を撃ってきたため、SPはやむなく射殺したが、女のバッグには現場を撮影したビデオカメラが入っていた。実は、VIPはダミーで、やがて行われるパレスチナ外相カーディとの秘密会談の為の警備訓練だったのだが、その場所はごく限られた人間以外は知る筈のないものだった。なぜ死んだ女がそれを知っていたのか、どこから情報が漏れたのか。CI☆5の捜査が始まる。コーレイが目をつけたのは、死んだ女のルームメイト、シェリーと、会談をセッティングした下院議員マスターソンの秘書、フランシス。ドイルはシェリーと接触し、ボーディはフランシスを尾行する。事件と関わっていたのは、果たしてどちらの女か…。

<ひとくちポイント>
 事件の陰に女あり。ミステリーの定番ですが、CI☆5でやると一味違います。騙したつもりが騙されて。どちらがひっかけていたのかわからない男と女、スパイとCI☆5、ゲリラと警備陣。ラストの落ちはコーレイ部長さえ予想外の事でありました。ラストでボーディがゲリラに気づくシーンは、カットシーンを見ればより納得出来ます。

※本コーナーは随時更新、紹介エピソードもまだまだ増えます!

☆エピソードについて、さらに詳しく知りたい人はこちらへ!

●Julieさんのサイト「CI☆5 THE PROFESSIONALS」
  http://www.geocities.jp/ci5professionals/

●「CI☆5 THE PROFESSIONALS」内「あらすじ」コーナー
  
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