特捜班CI☆5 エピソード紹介
★第16〜26話
※日本地上波放送順に紹介してゆきます(DVD収録エピソードは割愛)

★スパイ引渡しに裏の裏があって当然なんだ
(Dead Reckoning)
日本地上波放送第16話/本国第3シーズン第4話

<あらすじ>
  東側で囚われていた諜報員バタークが、スパイ交換により帰国してきた。が、バターク本人だと確証が持てない。バタークを取り調べる一方で、CI☆5はバタークの娘アンナに接近、彼女を面会させてバタークが当人だと確信する。ところが、移送中にバタークは突然苦しみだし死んでしまう。監視カメラに残っていた面会時の映像で、アンナがバタークの顔に触っていたことから、CI☆5は彼女がバタークに密かに毒を注入したのではないかと疑うが….。

<ひとくちポイント>
 なかなか凝った作りのスパイ編。まず、中盤でバタークがいきなり死んでしまうのに仰天。その後の展開も予想だにしないもので、スパイ映画ファンならにやりとさせられます。アンナは本当にバタークを毒殺したのか?というミステリー要素も、観ている者の興味を惹きます(真相はちょっと肩透かしですが)。ドイルの格闘シーンや、ボーディのラストの機敏な突入&発砲など、みどころも多し。
 
★罠は大きい程有効なんだ!!
(Need to Know)
日本地上波放送第18話/本国第4シーズン第5話

<あらすじ>
 フランス旅行から帰った男は、自宅が火事にあっていた事を知り驚く。そこへ事情を説明に来た刑事が、床下に燃えずに残っていた書類があったと差し出す。それに手を伸ばした時、男の手に手錠がかけられた。男は、イギリス情報部員、アンディ・ドレイク。彼にかけられたのは、中国との二重スパイ容疑だった。そして、それは、すでに情報部をやめていたコーレイにも影響した。ドレイクはコーレイの推薦で情報部に入ったのだ。拘留こそされなかったが、情報部から取調べを受ける身となってしまったコーレイは、自らの潔白をドレイクの口から証言させる為、警察に拘留されているドレイク奪回を企てる。裁判所への護送途中を襲う計画だったが、それに便乗してドレイクを奪おうとソ連情報部が動き出した。

<ひとくちポイント>
 コーレイ部長スパイ容疑で逮捕? 取調べを受ける部長を気遣うボーディとドイルが健気です。二重スパイ奪回に失敗して気絶爆弾にやられてしまったボーディとドイルでしたが、実はそれも計画のうちでありました…。イギリスものならではの、緻密で大掛かりな作戦。結末を知ってからもう一度見直せば、さらに面白さが増す事でしょう。

  
★暴かれた最新戦闘機の欠陥
(Slush Fund)
日本地上波放送第20話/本国第4シーズン第9話

<あらすじ>
 娘の誕生日を祝うケネス卿のもとへ一人の男が訪れた。男が持参したのは、彼らが大金を使ってNATO軍に売り込んだ最新鋭戦闘機ホーンの致命的な欠陥を指摘する、英空軍パイロットの声が入ったテープだった。取材していたのは特派員記者ホープ。ホープにこれを暴かれると彼らは多大な痛手をこうむる。買収に応じないホープをどうするか、彼らの相談はまとまった。一方、CI☆5はプロの殺し屋ニーカークが入国するとの情報を得ていた。ニーカークの身柄は空港で確保したが、依頼人と標的が不明な為、ドイルが指定されたホテルに入り、依頼人の接触を待つ。やがて判明した標的はホープ。そんな時、本部に拘留していたニーカークが見張りを倒して逃亡。電話で自分の偽者が居る事を確認する。その電話に危険を感じたドイルはホテルを出るが…。

<ひとくちポイント>
 大枚かけて欠陥品を売り込み、さらに巨額の利益を得る。その欠陥品で損害をこうむるであろう者の事はまったく意識にない。腹が立つほど同じ構図が現在の某国にもあります。政治、利権がらみの事件のネタは、いつの時代も変わらないという事でしょう。ホープの家へ忍び込んだボーディが、ホープの妻に見つかってしまったところは見どころのひとつ。いかにピンチを乗り切るかさすがCI☆5部員であります。

 
★ウィークエンドは静かな方が楽しいもんだ
(Weekend in the Country)
日本地上波放送第21話/本国第4シーズン第13話

<あらすじ>
 ボーディとドイルは郊外での休暇を楽しんでいた。ボーディはリズと釣りに、ドイルはジュディと乗馬に興じる。しかし、ドイルとジュディが競争しようと別の道を選んで馬を駆った時、ジュディの目の前に男が飛び出してきた。ジュディの悲鳴にボーディとドイルが駆けつけると、そこには手負いの男に銃を突きつけられたジュディの姿があった。そして、ジュディの家には、男の仲間が入り込み、母親と弟を人質にしていた。スーパーマーケットに押し入った男は、銃撃戦の末仲間を失い、自らも傷を負って警察から逃げていたのだ。車が故障していたため、ジュディの家に彼女らを人質に立てこもるしかない強盗一味。その頃、同じく休暇中のコーレイの元へ、シュレッガー提督の訪英が早まったと連絡が入った。提督の護衛のために、コーレイは休暇中のボーディとドイルを呼び出そうとするのだが…。

<ひとくちポイント>
 銃を持った男が3人。こちらは丸腰、さらに4人の女子供が一緒では、ボーディとドイルにも打つ手はありません。この事態を打破したのが、コーレイ部長の鋭い勘でありました。肝心な時に休暇中で連絡が取れない部下にキレての行動でありましたが、不審点や疑問は徹底追及する部長の姿勢が、ふたりを救ったと言えましょう。やっぱりボスにはこうあって欲しいものです。
 
★闇の商人 麻薬密売人の正体
(Take Away)
日本地上波放送第22話/本国第4シーズン第6話

<あらすじ>
  香港産の高純度の麻薬が、ロンドンへ密輸されていることを知ったCI☆5。ドイルはおとり捜査を行い、ボーディはヤク中のたまり場へ潜入する。やがて、麻薬組織の新たなマーケットは、西ドイツに駐留するアメリカ軍兵士だと判明する。CI☆5は、イギリスでの運び屋と目される中国人をマークするが、その妻が何者かに誘拐される。香港支局の女性部員が、その中国人の店を調査するが、妻は店で働いているという。ところが、妻だという女はまったくの別人。謎が謎を呼ぶ事件の糸を引くのは、信じられない人物だった…。


<ひとくちポイント>
 CI☆5の香港支局員が活躍しますが、そういえば香港はイギリス領だったんだなあと時代を感じます。捜査の積み重ねで麻薬組織を追い詰めながら、政治的な理由で非常に苦い結末を迎えるのが印象的なエピソード。おとり捜査をしながらも、女性部員とちゃっかり同棲しているドイル。それに比べて、ジャンキーがたむろする汚い屋敷でじ〜っとターゲットを待つボーディの対比がユニークです。

 
★親子の絆は愛より強く
(Involvement)
日本地上波放送第23話/本国第4シーズン第4話

<あらすじ>
 ボーディとドイルは一人の男を尾行していた。しかし、男に気づかれてしまい、アパートへ逃げ込んだ男を射殺する事態になってしまう。男の名はコンロイ。謎に包まれた背後の組織を探る為コーレイが泳がしていた男だった。そのコンロイを射殺した時、偶然居合わせてしまった女性がいた。ショックを受けたその女性、アンを落ち着かせる為に近づいたドイルだったが、いつしか本気で恋に落ち、結婚を考えるまでに至ってしまう。そこでコーレイは、ボーディにアンの身元調査を命令。アンの父親ホーリーを調べ始めたボーディは、予想外の事実を見つけてしまう。

<ひとくちポイント>
 CI☆5部員の結婚には、部長の許可が必要。国家機密に関わるエージェントとしては当然の事かもしれませんが、ドイルにとっては非情な規則でした。恋と規則の間で悩むドイルとそれを気遣うボーディ。ふたりの友情が描かれていたエピソードでもあります。ロングで映るラストシーンは、じ〜んと来るものでありました。
 
★消えた拳銃(ハジキ)に群がる野獣
(The Gun)
日本地上波放送第24話/本国第4シーズン第10話

<あらすじ>
 犯罪組織の一員だった青年が、組織を抜けたいと母校の女教師に相談にやってくる。しかし、情報を漏らしたと彼は、組織が放ったゲイリーの凶弾に倒れる。殺しがはじめてだったゲイリーは、パトカーに動転して、証拠の銃をある屋敷の庭へ投げ捨ててしまう。少年が銃を拾ったため、ゲイリーは身分を偽って少年に接近する。一方、大規模な麻薬密輸が行われていることを知ったCI☆5は、青年が在学していた学校の親たちに外交官が多いことから、彼らが密輸に一枚かんでいると疑う。

<ひとくちポイント>
 犯罪組織の使えない一員(笑)、ゲイリーが銃をきちんと始末できなかったことから、事件が発展してゆく異色編。少年とゲイリーが、お互い腹に一物を秘めつつ交流してゆくのが脚本の妙。どことなく憎めないゲイリーのキャラ設定も秀逸で、ドラマ部分で見せるエピソードです。もちろんCI☆5が登場するからには、国際犯罪もからんできますのでご安心を。
 
★記憶喪失の女が甦える時
(Black out)
日本地上波放送第26話/本国第4シーズン第7話

<あらすじ>
   日曜の早朝の教会に、下着姿の女性が飛び込んできた。その女性がうわ言で繰り返したのが、翌日、秘密会談が行われる予定の場所と時間だったため、ボーディとドイルが呼び出される。女性は記憶をなくしていたが、髪についていたホップの殻から、ボーディとドイルは女性と共にケント州に手がかりを求めた。そこで彼女の記憶は蘇ったが、それはさらなる謎を呼んだ。彼女は、信託相互銀行の支店長、ジョン・パーカーの子供ヘンリーの子守。パーカーの留守中その妻子と共に拉致されたが、隙を見て教会に逃げ込んだのだ。パーカー一家誘拐事件と会談がどう繋がるのか。時間が迫る中、CI☆5部員総動員の捜査が始まった。


<ひとくちポイント>
 女性の記憶が蘇り、その謎が解けた時点でちょっとがっくりきます。が、本番はそれからでした。リミットぎりぎり、意外な真相に気づいたのはボーディだけ。一人で突入して肩を負傷しながらも3人の犯人を押さえ、襲撃を阻止した活躍は、ほんとにスーパーマン並みでありました(笑)。

 

☆エピソードについて、さらに詳しく知りたい人はこちらへ!
●Julieさんのサイト「CI☆5 THE PROFESSIONALS」
  http://www.geocities.jp/ci5professionals/

●「CI☆5 THE PROFESSIONALS」内「あらすじ」コーナー
  
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