★第27〜38話
※日本地上波放送順に紹介してゆきます(DVD収録エピソードは割愛)

★盗みで蔵が建つ程甘くはないんだ
(It's Only A Beautiful Picture)
日本地上波放送第27話/本国第4シーズン第15話

<あらすじ>
 窃盗集団が盗みに入った工場で、国家的機密の鉄鋼に関する書類を写真に撮影。彼らが東ドイツに書類の複写を売りつけたことが判明し、CI☆5が調査に乗り出す。書類を撮影したカメラマンを突き止め、窃盗集団のメンバーを割り出すが、グループのボスであるサングスター大佐は百戦錬磨のプロフェッショナル。おまけに地方の実力者であるため、CI☆5も容易に手が出せない。彼の尻尾をつかむため、大佐の住む町に警官としてドイルが潜入するが……。

<ひとくちポイント>
 CI☆5もてこずる、プロの窃盗集団が登場。その首謀者サングスターは、コーレイ部長ですら一目置くほどの“やり手”として描かれます。彼をあぶりだすため、ドイルがダメ警官を装って地方署に潜入しますが、そのやさぐれ演技はなかなかで、笑いも大いに誘います。一味のアジトを突き止めたボーディが敵に処刑されそうになったとき、駆けつけたドイルの大胆な反撃も見どころ。
  
 
★大統領の娘のつっぱりには困ったもんだ!!
(Blood Sports )
日本地上波放送第28話/本国第4シーズン第8話

<あらすじ>
 イギリスと南米とのポロの国際親善試合の最中、南米の選手が狙撃された。暗殺されたのは、サンイブレスの大統領カブレロの息子だった。犯行に使われた車はすぐに見つかり、検出された指紋から車を改造した男も判明するが、追っていたボーディとドイルの目の前でその男は殺され、手がかりは途絶えてしまう。だが、カブレロのもう一人の子供・娘のアニータがロンドン大学院に在学中だったことが判明する。そこでボーディとドイルは、情報収集と彼女の保護の為、アニータの周辺を調べ始める。

<ひとくちポイント>
 用意周到な暗殺者に先手を取られっぱなしだったCI☆5が、ゴルフ場におとりを用意して暗殺者をおびき出すクライマックスシーンはいっそ痛快です。獲物が罠にかかるのを待つ気分でわくわくします(笑)。隠れ無線車の中で、盗聴器が拾った音を分析してた部員役で、若き日のピアーズ・ブロスナンが出演しています。

 

★横領に女を使うなんて最低なんだ!!
(Hijack)
日本地上波放送第29話/本国第4シーズン第11話

<あらすじ>
 国防省のタイピスト、アンディの恋人は、某共産国の外交官メアハルトだった。アンディのルームメイト、デビーと付き合っているドイルは、その取り合わせにひっかかりを感じ、メアハルトの調査を依頼する。そのメアハルトは、アンディを介して知り合った実業家ハリーにある相談を持ちかけた。メアハルトの国では、定期的に銀塊を運び込み、ロンドン市場で投機をしていた。目的が目的の為、銀塊の輸送は目立たぬよう護衛もつけないトラックで運ばれている。国へ戻りたくないメアハルトはハリーと組んでその銀塊強奪を企てたのだ。計画は成功したが、ドイルに揺さぶりをかけられたアンディが動揺したため、ハリーはアンディの始末を手下に命じた。

<ひとくちポイント>
 国防省のタイピストのところに、外交官ナンバーの車の持ち主が出入りしているというだけで、調査を依頼したドイルは、さすがあのコーレイ部長の部下と言うべきでしょうか。わざと捜索の後を残して揺さぶりをかけるあたりも見事です。さすが、元刑事……。張り込みを病欠してるボーディには出来ない芸当でしょう(笑)。

 
★犯した罪は子供のために償うべきだ!!
(You'll Be All Right)
日本地上波放送第30話/本国第5シーズン第3話

<あらすじ>
  かつて大規模な銀行強盗事件を起こして行方をくらましたストーン。彼は自宅から一切出ずに時効になるのを待っていた。ところが何者かに、家族をひとりずつ殺してゆくと脅迫を受ける。彼はドイルに助けを求め、家族を救ってくれれば自首するという。ドイルはコーレイから許可を受け、ドイルとともにストーンの家族を守るが、見えない敵は次々と罠を仕掛けてくる。

<ひとくちポイント>
 ミステリー・タッチの展開に、家族の愛情をからめた異色編。主義に反して管轄外の捜査を行うCI☆5の姿や、シリーズでは珍しいベタなお涙頂戴のラストが、逆に新鮮です。それにしても、警察時代にパクったことのある犯罪者から頼られてしまうとは、ドイルの人望はかなりのもの。本当にイイ奴なんですね。

 
★逆恨みで殺されるなんてまっぴら御免だ!!
(Discovered in a Graveyard)
日本地上波放送第32話/本国第5シーズン第5話

<あらすじ>
 ボーディとドイルは1台のバンを尾行していた。やがてバンがホテルの駐車場に入って行った為、ふたりは車を停め、バンの運転手に車から出てくるよう呼びかけるが、バンは猛スピードで逃走。追って行った二人の目の前でぶつかり爆発炎上してしまった。死亡した運転者は東南アジア系の学生。政治活動家ではあったがテロリスト組織との関連はなく、爆発は過失による事故と判断された。だが、バンが入って行ったホテルには、学生の国から亡命者リン・ホー大佐が滞在していた。大佐は、爆弾の狙いは自分にあったと主張した。そんな中、事件後、自宅に戻ったドイルが何者かに撃たれてしまった。

<ひとくちポイント>
 CI☆5には珍しく、回想シーンで事件を追うエピソードです。さらに、ボーディが事件を振り返る回想シーンの合間に、生死の境をさ迷うドイルの心理状態が本人の見ている夢という形で入るという一風変わった作りになっています。夢の中にはドイルの記憶の部分もあり、ボーディとの出会いらしきシーンも出てきます。
 
★独裁者とは敵が多いものなんだ
(The Ojuka Situation)
日本地上波放送第34話/本国第5シーズン第9話

<あらすじ>
 イギリスへ亡命していたアフリカ・ベータンの前独裁者オジューカ大佐が、妻を連れ外出したところを襲撃された。護衛に付いていた陸軍のボディガードは殺されたが、大佐自ら反撃し襲撃者は射殺された。東よりの現革命政権を倒し、捲土重来を期する大佐はイギリスへ援助を求めているが、その為の会議には大佐も出席しなければならない。陸軍が失敗した事で、大佐の身辺警護はCI☆5が引き継ぎ、ボーディとドイルが護衛に付く事になった。コーレイは安全のため大佐だけを別の場所へ移すよう指示するが、その移動中にまで襲撃を受ける。情報漏れを懸念したボーディとドイルは大佐を連れ一時身を隠す。

<ひとくちポイント>
 自ら銃を取り襲撃者を倒すようなカリスマ独裁者、オジューカ大佐に、「見事だ!」と賞賛され、側近にとスカウトまでされたボーディとドイル。さすが、陸軍もよくご存知の部長ご自慢の部下ではありますが、今回はマーフィも活躍。尋問の専門家らしい人の悪そうなところも見せてくれます(笑)。

 
★誘拐で金儲けなんてほとんど病気だ!!
(First Night)
日本地上波放送第37話/本国第2シーズン第3話

<あらすじ>
 フェスティバルホールから、イスラエルの閣僚ビーベルマンが白昼堂々誘拐された。テムズ川をホバークラフトで逃走する犯人達。直ちに警察が川と陸の両方から犯人を追尾するが、一味はホバークラフトからヘリへ、ヘリから車へと乗り換え、警察の追尾を振り切ってしまった。政治的テロが懸念されたが、やがて判明した犯人の目的は金だった。国内外の前例を見ても発見が困難な誘拐事件ではあるが、コーレイは、犯人から送られてきた1枚の写真に写りこんだわずかな手がかりを元に、独自の捜査を展開しようとするイスラエル大使館を牽制しながら、警察、軍隊まで動員し大捜索を開始した。

<ひとくちポイント>
 警察側が圧倒的に不利な誘拐事件、しかも誘拐されたのがイスラエルの閣僚となると、大使館からの政治的圧力等、シリアスで重い展開が予想されるところですが、予想に反して軽妙なタッチのエピソード。写真に写った影がバスらしいのならバスに乗って探すしかないとは言え、人海戦術で全路線をチェックさせるという警察もあきれるコーレイ部長の発想が見事です(笑)。

 
★医者を殺したら病気は誰が治すんだ!!
(The Madness Of Mickey Hamilton)
日本地上波放送第38話/本国第3シーズン第5話

<あらすじ>
 病院の前でアフリカ某国大使が狙撃される。大使は負傷するが一命は取りとめた。ボーディとドイルは大使に事情を聞くため、病院へ向かう。ところが、その病院で3人の医者が次々と殺害される。殺された医者には、ある共通点があった。CI☆5は殺害に使用された凶器の出所から、ハミルトンという男を犯人と割り出す。しかしハミルトンは、学会の会場に大量殺戮のトラップを仕掛け、集まる医者たちを皆殺しにしようとしていた。

<ひとくちポイント>
 大使を狙った暗殺かと思いきや、犯人の目的はまったく別という序盤から、爆発すると無数の鉄球が発射される無差別殺傷兵器・クレイモア地雷による学会テロまで、サスペンスたっぷりの展開です。同時に、医療ミスによる被害者の苦悩にも真っ向から取り組んだ社会派エピソードでもあります。ハミルトンを演じているのは、「スター・ウォーズ」新三部作のパルパティーンことイアン・マクディアミッド。
 

☆エピソードについて、さらに詳しく知りたい人はこちらへ!
●Julieさんのサイト「CI☆5 THE PROFESSIONALS」
  http://www.geocities.jp/ci5professionals/

●「CI☆5 THE PROFESSIONALS」内「あらすじ」コーナー
  
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