(C)1971 PEA Produzioni Europee Associate S.A.S. All Rights Reserved. (C) 2004 MGM Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
『西部悪人伝』『大西部無頼列伝』に続く堂々のシリーズ完結作
劇中のトリックを見破れるかも?
  
超クリア・デジタル・ニューマスター
月曜ロードショー放映の
テレビ用吹替音源を発掘&収録
MGM蔵出しのオリジナル劇場予告編収録
2.35X1のLBXワイド画面
名シーン・フォト使用のピクチャー・ディスク
飾るだけでマカロニ・ムードを演出・ピンナップ型ライナーノーツ

◆鑑賞ポイント◆
 集めた町の開発費をニセ札とすり替え、私服をこやそうとする名士マッキントックと、サバタが対決するシリーズ最終作。 
 ですがこの作品、実はタイトルが内容と合っていません。物語はミステリー仕立てで、決闘シーンよりも会話やストーリーにウエイトが置かれています。しかしながら、シリーズ他の2作品を凌駕する、奇妙な魅力に溢れた異色マカロニに仕上がっているのです。 
 まずは、オープニングの納屋での決闘シーン。緑や赤、黄色などの極彩色の照明がとてつもなくサイケデリック(表現が古い…)。ダリオ・アルジェントの「サスペリア」より4年も早いです!!さらに全編凝ったカメラワークが大炸裂。俯瞰で見下ろしたり、斜め下から煽ったり、斬新な画面構成がこれでもかと出てきます。当時としては、かなり衝撃的だったでしょう。
 極めつけは、マルチェロ・ジョンビーニの音楽です。「ボンボボン ボボン ボンボン…」の軽快なテーマ曲は、おおよそマカロニ的ではありませんが、映画を見終った後に口ずさみたくなる不思議な魅力を持つメロディです。


RETURN OF SABATA
1971年 イタリア=スペイン
1972年6月10日日本公開(配給ユナイト映画)
106分 テクニスコープ/2.35:1

監督■フランク・クレイマー(ジャンフランコ・パロリーニ)
製作■アルベルト・グリマルディ
脚本■フランク・クレイマー(ジャンフランコ・パロリーニ)/レナート・イッツォ
撮影■サンドロ・マンコーリ
音楽■マルチェロ・ジョンビーニ

サバタ  ………  リー・ヴァン・クリーフ (納谷悟朗)
クライド  ………  ライナー・ショーン (青野 武)
マキントック  ………  ジャンピエロ・アルベルティーニ (塩見竜介)
ブロンコ  ………  ペドロ・サンチェス (雨森雅司)
マギー  ………  アンナベラ・インコントレラ (小谷野美智子)
市長  ………  ジャンニ・リッツォ (村松康雄)
ジャッキー  ………  ジャクリーヌ・アレクサンドレ (有馬瑞子)

 “サバタ”サーガ第3弾は、再びリー・ヴァン・クリーフを主演に迎えて描く「西部悪人伝」の正式な続編。今回は、サーカス団の人気スター・サバタが、銀行家と手を組み住民たちの金を偽札とすり替え私腹を肥やす町の有力者を退治する物語。監督・脚本は前2作と同じくマカロニ娯楽派監督のジャンフランコ・パロリーニ。

 アメリカ南西部の町ホブソンビルでは、町民からの信用の厚いマキントックが町の建設計画を進めていた。ある日、町にサーカスの一団が到着、目玉の早射ちショーで人気を博す。ショーの主役サバタは、一座の女が殺される事件をきっかけに、マキントックの悪事を嗅ぎつける。マキントックは町民から集めた金貨を偽札に換金しドロンを決め込む腹積もりだったのだ。サバタは、南北戦争時代の部下クライドと組んで、金貨のありかを突き止めようとするが、マキントックは容赦なく殺し屋をさしむける……。

★04年12月3日 いよいよレンタルもスタート!!
106分(本編) 片面・1層 MPEG2 COLOR リージョン2
1:英語(モノラル)
2:日本語吹替(モノラル)
1:日本語字幕
2:吹替用字幕
スコープサイズ
映像特典■オリジナル劇場予告
※日本語吹替音声は現存するTV放送当時のものを収録しております。一部吹替の音源がない部分は字幕スーパーとなります。
※映像は通常のテレビ用(4:3画面サイズ用)になっております。ワイドテレビでご覧になる場合は、テレビの画面サイズモードを「ノーマル」でご鑑賞されることをお勧めします。

■商品発売の裏舞台「DVD製作日記」
■もっと商品を知りたい人のための「究極解ポイント」