昨年6月、権利元のMGMが来日し、スティングレイを訪問してきたときのことです。
私もめったに着ないスーツ姿で同席しましたが、「DVD&ビデオでーた」のマカロニウエスタン特集ページの話題になりました。そこで紹介されている「西部悪人伝」の記事の説明を求められたため、「せ、西部の007というコピーです…(実際は英語でしゃべっていますが)」と答えたところ、“ワンダホー!”と賞賛のお言葉をいただきました。しかしながら、この「西部の007」というコピーは、劇場公開時のユナイト映画日本支社が宣伝のためにつけたものでして、「DVD&ビデオでーた」の記事を書いたライターのオリジナルというわけではありません。
では、どのあたりが「西部の007」なのでしょうか。(まあ、製作元が「007シリーズ」と同じユナイトだと言われれば、そこまでなんですが…) とはいえ、007映画をほうふつとさせる箇所は確かに多々あります。
まず、ストーリーが実に緻密に構成され、随所に観客の予想を覆すトリックとドンデン返しが散りばめられています。主人公サバタは危機に見舞われますが、ジェームズ・ボンドのようにあわてることなく、スマートに事態を解決します。アクションとガンプレイがこれでもかとてんこ盛りで、退屈する暇がないのも、007チック。しかも、細かいネタが散りばめられているため、何度観ても新しい発見があります。
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ラストのオチは、73年度のアカデミー賞6部門を受賞したアノ映画より、2年も早い! アノ映画が受賞するなら、この作品がアカデミー外国語映画賞をとってもおかしくないのですが…(あ、英語で撮られてんだっけ…)。
いずれにせよ、今観てもまったく色あせていない、お子様からご年配まで文句なしに楽しんでもらえる娯楽大作マカロニだと思いますよ。
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初回製造分には、2004年9月〜12月の3−Dカレンダーがついています!
「夕陽のギャングたち完全版」「豹/ジャガー」そして本商品「西部悪人伝」をすべてご購入いただくと、“2004年マカロニウエスタン・カレンダー”が完成します。ぜひコレクションしてください。 |
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