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(管理人:Julieさん)
 
 
  さらなる難関とは!…それについては1回お休みして、今回は追加吹替のレポートです。一部については、Julie様のサイトで詳しく報告されていますので、そちらとはかぶらない部分でのレポートとさせていただきます。

 8月30日(火)、まだ残暑厳しいなか、都内某スタジオで朝10時から「特捜班CI☆5」新録+追加吹替収録が行われました。30分前に現場に到着して、待合室の長椅子に腰掛けておりますと、キャスティングされた役者さんたちが続々といらっしゃいます。「おはようございま〜す」と、皆さん元気にご挨拶されます。当然、私も起立して挨拶(誰だ?と思われたでしょうが)。演出の方がまだいらしていなかったので、待合室で役者さんの歓談が始まりました。主演のお三方以外は、お顔を知らない方ばかりでしたが、声を聞けば判る方も。若手の役者さんと会話をされる声の主は、村松康雄さんでした。洋画吹替では名脇役で知られる村松さんですが、私には「おじゃまんが山田君」の先生役で刷り込まれています。CI☆5放送当時も、脇役で何エピソードか参加されておりました。

 演出の方が到着し、調整室の準備が整いはじめると、役者の皆さんは録音ブースへと移動。そこへ野島さん、若本さんが到着! 挨拶のお声が、ドイルとボーディそのままなので、驚くと同時に感動しました。

 まずは「怯える女 闇から呼ぶ声は誰だ」の収録からスタート。本エピソードは部長の出番が少ないので、森山周一郎さんは午後から参加です、と演出家の方から。まずはシーンを区切ってテスト、そして演出家から細かい指導が入り、本番となります。「CI☆5」は、セリフの途中でカットが変わることが多く、喋っている登場人物の顔は映らずセリフだけが流れるシーンが非常に多いです。また、登場人物同士のかけあいせりふが多く、同時に喋っている場面も多々あります。これを、画面と台本を見つつ、原語の声を聴きながら、日本語のせりふを合わせるわけですから、「CI☆5」の吹替は声優泣かせなのです。しかしそこは皆さん"プロフェッショナル"ですから、テストでもめったにトチりません。

 若本さんは、前から「ボーディの吹替をもう一度やりたい」と仰っていました。今回の若本さんの演技は実に独特で、ボーディに対する新たな解釈が声で表現されています。最初の放送終了から約20年を経て甦った『若本=ボーディ』、これは凄いです! 若本さんの新境地を見ました。これは文字では説明できませんので、ぜひDVDで本編をご覧になって“体感”してください。

 収録は順調に進み、午後から森山周一郎さんが登場。「怯える女」のオープニング・ナレーションとご担当部分の吹替が始まりました。録音ブースの中はかなり暑いので、ご自身の出番が終わると、調整室のほうへいらっしゃいます。調整室で控えているマネージャーの方と雑談されるなかで、耳ダンボ(死後)になる一言が!

「俺、このドラマ、全部VHSに録画して持っているんだよ」

 なんと! 森山さんご本人も「CI☆5」が大のお気に入りだったことが判明!!(後の休憩時間に実施されたインタビューで、さらに詳しく判るのですが)

 さて、「怯える女」の収録が終わり、休憩時間になりました。この時間を利用して、主演3人のインタビューがスタート。詳細は、Julieさんのレポートと「特捜班CI☆5傑作選DVD−BOX」付属のブックレットに譲るとしまして、森山さんが喋る喋る! 吹替ではクールなイメージが定着していますが、ご本人はマシンガン・トークです。ご出身が名古屋ということで、名古屋弁も飛び出してきて、まるでジャン・ギャバンが方言を喋っているようでしたよ。

 インタビューの後は、「怯える女」以外の11エピソードのカット部分の収録です。カット部分のみでなく、せりふの途中で声優が突然かわったりしないよう、カットシーンの前後も含め、ワンシーンをまるごと吹替ます。そのためか、台本が分厚い! 「怯える女」も合わせて200ページ弱です。今回の追加吹替では、ちょっとしたイタズラを仕込んであります。判った人は、CI☆5の超マニアと認定!!

 収録が終わったのは、午後9時過ぎ。「お疲れさま〜」の合唱のもと、役者さんたちは次々スタジオを後にされました。が、主演3人組は居残りです。これから、60秒CMの収録です。
(写真は、左から若本規夫さん、森山周一郎さん、野島昭生さん)

 映像を出して、テストを行いますが、せりふが多くてどうしても映像に合いません。「この分量、喋れないよ〜」と野島さんから泣きが入ります。演出家の方が、「じゃあ、こことここを削って…」と調整をしてゆき、再びテスト。それでも皆さん、かなりの早口で喋らないと収まりません。「テストだけど、ちゃんと録音しておいてね。二度はうまくできないかもしれないから」と若本さん。で、テスト録音開始。これがバッチリうまくいって、このテストを最終的に使用することになりました。
60秒CMは、DVD商品のみで公開する特典です。役者の方々の努力と汗の結晶、ぜひご堪能ください。

 まる一日、朝から夜遅くまでかかった吹替収録も、無事終了。スタッフ全員、感動とともにスタジオを後にいたしました。

しかし…ここから
“さらなる難関”が襲い来るのであった!! 以下、次回!!

★ハニッシュから援護射撃!

 カット部分の追加吹替は、メジャースタジオ系のメーカーならほとんど実施しますし、独立系メーカーでも最近は頑張ってやるところが増えてきましたね。いい傾向だと思います。
 しかし、日本未放送エピソードの新規吹替ってのは、僕の知る限りでは、「特捜班CI☆5 傑作選DVD−BOX」を除いて、これまで無かったんじゃないでしょうか?(あったら御免なさい)。
 メジャースタジオが発売する往年のテレビ・シリーズですら、未放送のものは字幕オンリーだったりしますもんね。
 
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