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(管理人:Julieさん)
 
 

 
「特捜班CI☆5 傑作選DVD-BOX」、無事発売されました! 既に届いた方もいらっしゃると思いますが、ぜひこの週末にでも楽しんでいただければ幸いです。

 さて、DVDのディスクは問題点もクリアされたのですが、別の場所で大掛かりな罠にはまっておりました。その罠が仕掛けられていたいのは…
写真素材でした。パッケージやブックレットに使える写真素材がないんです!

 裏話その3でも説明しましたが、「CI☆5」の権利元は、権利は持っていても写真素材を持っておりませんでした。権利元の紹介で、マスター素材と写真素材をグラナダTVから購入することになりました。で、問題の写真素材…主役3人の宣伝用集合写真と場面写真が、
5シーズンすべての合計で、たった24点しかありません。英語のロゴも、もちろん無し! どないしてパッケージを作れっちゅうんじゃ!!

 ここでイギリスで発売されているDVDのパッケージに登場してもらいましょう。お気付きかもしれませんが、すべてフィルタをかけたような加工された画像が使われています。これらの画像は、一部を除いて今回我々に届いた写真に含まれていないものばかりです。恐らく、DVDのマスターから画面をキャプチャーして使ったのでしょう。
 しかし、画面をキャプチャーした場合、印刷する場合の実際のサイズは6センチX8センチ程度の画像にしかなりません。それより大きいサイズで印刷した場合は、画像が荒れてゆきます。イギリスのDVDジャケットの画像は、倍近くのサイズで使っていますから、
画像が粗くなってしまうため、やむをえず加工してゴマ化していたわけです。

 さて、どうする? イギリスのDVDと同じく、キャプチャーした画像を加工する方式でデザイン案を何度も出してみたものの、どうもしっくりきません。CI☆5に流れている、クールでシャープな雰囲気が出てこないわけです。
 思考の迷路にはまった我々は、ポイントをはずした指示を、知らず知らずのうちにデザイナーに伝えていました。マジでサジ投げそうになったとき…イギリスのDVDボックスの一部に、唯一“クールでシャープ”なものがあるのに気付きました。

それがこちら→

 このロゴとシルエットの雰囲気を継承したデザインなら、日本のユーザーの求める“CI☆5”パッケージを表現できるかもしれない。そのように思考を切り替えた瞬間、我々もデザイナーも雲が晴れました。デザインコンセプトを確認したうえで、再度デザイン開始! その後は、“しっくりくる”デザイン案がデザイナーから次々と出てきました。

 外箱は、シリーズの象徴であるロゴとシルエット、そしてシリーズのテーマカラーであるグリーンを組み合わせました。最近のDVDボックスはペナペナのボール紙のボックスが多いですが、がっちりとした厚紙のボックスに、マットな紙をくるむ形で、高級感と重厚感を出してみました。
 届いた方、手に持ってみるてください。ずっしりとくるでしょう?
 表1は単調さを出さないためにロゴや英文を散りばめました。アクセントとして、CI5のプレートを中央上に配置。もちろん、登場人物の顔に、なるべく画像がかからないように配慮いたしました。
 表4は画面キャプチャーを使用していますが、粗くならないように
原寸の1/2サイズで使用しています。
 ジャケットにはもう一つの仕掛けがありまして、ボックスに収納すれば、
背中4枚分でロゴ&シルエットが完成するようになっています。

 イギリスのDVDのジャケットの方式は、実はブックレットで利用させてもらいました。
 テキスト中心なので、殺風景になるのを防ぐために地に画像を敷いています。クリアな画像だと、逆に文字が読みにくくなるので、こちらは加工が生きるわけです。

 今回の一番の労作は、DVDのレーベル。ピクチャーディスクが流行っていますが、敢えて写真を排しました。
 CI☆5にふさわしく、
リボルバーのシリンダーに弾丸を装填するイメージです。入っている弾の数が、ディスクの番号を示しています。

 それから、
「特捜班CI☆5 傑作選DVD−BOX」「ファイナル・オプション」を同時にご注文された方には、特製ステッカーとポストカードセットも同封されていることと思います。
 珍しい写真もあると思いますので、ファンの方に喜んでいただければ幸いです。

さて、次回はいよいよ最終回…
シリーズ継続のための“1000セット”の秘密に迫ります!

裏話 その1
裏話 その2
裏話 その3
裏話 その4
裏話 その5
裏話 その6
裏話 その7
裏話 最終回

  
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